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『 健康ブログ~体調不良はスマホのせいかも?スマホネックにご注意下さい!』

[2022.06.20]

三重県四日市市の足立耳鼻咽喉科がお届けする健康ブログです。当ブログでは耳鼻咽喉科領域に限らず、もう少し広い視野でより快適に生活できる情報を発信します。また流行りの健康情報ではなく、基本に忠実な情報を書きたいと思っています。末永く宜しくお願い致します。
(専門外の病気についての詳細は、各専門科でお尋ねください)


こんにちは、健康ブログ編集長です。全国的に梅雨入りし、ジメジメした季節を迎えます。最近はゲリラ豪雨的な降水が多いので、お気をつけ下さい。この季節は原因ははっきりしないが、なとなく体調が悪くなることもありますので、健康管理にお気を付けください。


本日のテーマは、

「スマホネックを改善しよう! 」

今や小学生低学年も多くの子ども達が持っており、益々低年齢化が進んでいるスマホ。駅での電車の待ち時間、社内も大半の方がスマホを見ています。もはや現代生活にはきっても切り離せないアイテムになりました。

スマホ中毒説も問題になってはいますが、確かにすぐに何でも検索も出来て便利ですし、楽しい動画もすぐに観れますし、切符にもクレジットカードにもお家の鍵にもなる万能アイテム。手放せなくなるのも仕方ありませんね。

しかしそんな超便利なスマホにも、お薬と同様に副作用があります。眼の影響はわかりやすい弊害ですし、脳へのリスクも否定されていません、また子どもたちの発達そのものにも悪い影響があるようです。人間は差し迫ったリスクではないのであれば、結構鈍感ですのでそう言われてもスマホを捨てる人はそういません。

もうひとつ体への悪い影響が懸念されているのが、スマホネック。

スマホネックとは?

別名ストレートネックとも呼ばれ、スマホを手放せない現代人には避けられない病気のひとつになろうとしています(本来湾曲している首の骨が、まっすぐになってしまうことからストレートネックとも呼ばれています)。

前かがみやうつむいた姿勢でスマホを見続けていたために、頚椎という首の骨に異常をきたす疾患です。この「スマホ首」になると首が前に傾いた状態で固定されてしまうため、頚椎の間が狭まり、血管だけでなく神経までもが圧迫されます。すると、脳から体に伝わるべき命令もうまく伝達されなくなり、自律神経の不調をも招くのです。

正常な首の骨

正常な首の骨

ストレートネック

「湾曲してた首の骨が真っ直ぐになって、何がダメなの?」

成人の頭の重さは、約5キロもあります。さらに、頭の重さは5度傾くごとに5キロずつ負荷がかかるといわれているので、パソコン作業やスマホを見るときに首が前に出ていると、それだけ首にかかる重さが増えます。

例えば約4センチ前に出たと仮定すると、首の角度は45度ほど曲がった状態に。そうなると、首にかかる重さはなんと22キロにもなるのです!

その重さを支えなくてはならず、本来必要のない負担が体にかかります。しかも首だけではなく、体の他の部分にもその影響が及ぶのです。また骨の内部を走っている血管や神経を圧迫するそうですので、肩や首がこり、頭部の血流が悪くなるのも当然でしょう。スマホの使い過ぎで、頭痛などを訴える方も増えているそうです。

本来の人間の姿勢は、背筋を伸ばした首の延長線上に頭があるはずです。この姿勢が最も人体構造にかなった姿勢なのですが、スマホを見る時は首は本来あるべき「肩からの延長線上のライン」ではなく、肩よりも前の位置に出てしまっています。

従来はパソコンでの前かがみの姿勢が体に良くないと言われていましたが、今はスマホを見る姿勢が問題になっています。スマホを見る時、自分がどのような姿勢になっているか考えたことはありますか?

あまり気にしていた人は少ないと想像しますが、毎日スマホを楽しんだ代償として、首には大きな負担がかかっているのです。
この状態が何年、何十年と続くと、ひょっとすると重い病気の引き金にもなり兼ねません。

スマホネックを改善する方法

私もスマホを30分ほど使った後、目が非常に疲れたり乾燥したり、首こりや肩こりがひどくなります。知らず知らずに首や肩に負担がかかっているのでしょう。私のような世代ならともなく、若い人にスマホを見るな!とも言えませんので、改善策を調べてみました。

  1. スマホを見る時間を減らすこと。当たり前な答えですが、これに勝るものはありません。スティーブジョブズ、ビルゲイツなどスマホやパソコンを作った人たちでさえ、自分の子どもには使用を極力控えさせていたそうです。全く見るなとはいえませんので、必要最低限にすることを心がけましょう。
  2. スマホを見る姿勢に気をつけること。前述したように、前かがみの姿勢が問題になりますのでなるべく良い姿勢を保ちましょう。姿勢は習慣によるものが多いので、首を前に出さない姿勢を心がけます。頭は天井から伸びるヒモで引っ張られているイメージで立ちます。ずっと同じ体勢は良くありませんので、定期的に姿勢を直しましょう。

結局のところ解決策はスマホを見る時間を減らす、見る姿勢に注意することしかないようですね。

まとめ

結構多くの方が、スマホネック症状に悩んでいるのではないでしょうか?

現在では仕事にもプライベートにも必須のツールですので仕方ありませんが、姿勢を見直してみたり、なるべく時間を減らせば改善する場合もあります。

それでは、また来週!

 

 

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◇ 編集後記

身体操作の話でも触れましたが、自然な身体の構造とか動き方にはそれなりの理由があるものです。二足歩行になって重い頭を支えなくてはならなくなった人間の体は、そういう理屈で湾曲するようになっただと思います。

ですので良い姿勢を保つことは、健康にもやはり良いということですね。

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