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『 心のビタブロ~他人に心をかき乱されないコツは?』

[2021.12.22]

三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、ちょっと疲れた心に栄養を与える「心のビタミンブログ」です。人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。

本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。

「心のビタミンブログ 第46回」を始めます。

こんにちは、ビタミンライターのシンです。当ブログも来週はお休みですので、今週で2021年最後の号になります。健康ブログ、グロウアップブログに次ぐ三本目のブログになりますが、何とか年内は書ききることが出来てホッとしています。皆様の心の安定に少しでも役に立っていれば嬉しいですね。さあ、今週も宜しくお願い致します。

本日のテーマは、

「情報の良しあしを見抜き、心の平穏を得ましょう! 」

世の中には良い人が多いのですが、時折悪意を感じる人もいるのは事実。そして悪意がなくても自分の目的の為に他人に迷惑をかけたり、利益の為に悪いことをしてしまう場合もあるでしょう。たとえ普段は善良な人でも、そのようなことは起こり得ます。そういう時に対処する考えを持てるよう、お話をして参りましょう。

危険な情報操作

ネットとリアルで事例をみて行きましょう。

ネット情報の危険性~その1.フェイクニュース

ネット情報は手軽で即時性があり上手く使えば役立ちますが、匿名性も高く危険性も含んでいます。現代でまず注意すべき情報だと思います。

最近ではコロナワクチン接種について、ネットでの洗脳記事が非常に多かった記憶があります。またSNS上での誹謗中傷、いじめも相変わらず増加しており、ルールは若干厳しくなりましたが、まだまだ無法地帯の印象。学校でも学習のために支給されたipadでいじめ情報、書き込みで痛ましい事件も起こりました。
規制自体が甘いという問題もあるでしょうが、それを使う私たちを何とかしないといけません。でないと今後ますます増えるネット情報に、振り回されることになります。

人はなぜ間違ったネット情報を信じるのでしょうか? こんな話が新聞に出ていました。

流産経験のある方が、再び妊娠することが出来ました。当人は人一倍流産のリスクに怯えて、そうならないように注意しなければと考えます。そこに「コロナワクチンは流産する確率が○倍になる!」「将来子供が病気になる」などのフェイクニュースを見るうちに次第にその情報を鵜呑みにするようになり、家族や友人にも狂ったように強要して人間関係を全て壊してしまった・・・。

「人は自分の見たいものを見て、知りたいものを知る」と言われています。流産したくない気持ちから、ワクチンは危険だという想いに次第に変わっていきます。ここまでなら自分だけなのですが、この方は家族や友人など周囲の親しい人にも強要してしまい、大切な人間関係(家族、友人)を失いました。最後にこう綴ってあります。

「冷静になって考えてみると、フェイクニュースだとわかる。でもその時はその情報にすがって安心感を得ていた・・・。周囲の人たちにひどい事をしてしまい、本当に心から後悔しています・・・

正しかろうが間違っていようが、その時の心理状態で真偽を決めてしまう危険性をはらんでいます。

ネット情報の危険性~その2.広告で稼ぐサイト

またあるサイトでは、とにかく派手な話題性のあるニュースを引用して、さらに偽りの情報をプラスして多くの読者を集めようとします。前述したコロナワクチン関連や陰謀説、有名芸能人のインタビューを偽造して集客したり。情報の正しさや与える影響などは全く気にしておらず、すべては広告料目当てなのです。記事を見る度に表示される広告がお金になり、さらにクリック後購入でもしたらまたお金が入る仕組みになっています。

なかには有名な企業の広告も掲載されていますが、厳しい審査があるわけでもないので実際に取り締まるのは難しいようですね。自分の利益のためには何をしてもいいという人が、実際に存在することは覚えておきましょう。

リアル社会は安全?

リアルも油断はできません。オレオレ詐欺に代表されるような詐欺集団の被害もまだまだ多いですし、怪しげな商材の勧誘被害も後を絶ちません。警察の方も必死で摘発していますが、手を変え品を変えて狙いやすい高齢者を狙ってきています。さらにもっと巧妙に近づき、自分の利益を得ようとする輩もたくさんいます。脅かすわけではありませんが、むやみに信じるのは危険な時代になってのかも知れません。

どう対応していけば良いのか?

どの情報が正しくて、どれがフェイクかを見破ることは確かになかなか難しいと思いますが、ネット記事のところで申し上げた「人は自分の見たいもの、知りたいものにフォーカスしてしまう」という言葉を思い出して頂きたい。

例えばコロナワクチンの副反応に不安や恐怖があると、ワクチンは危険だ、政府の陰謀だという説を信じたくなります。接種しなくて良い方便として、勝手に解釈して選んでしまうのです。同様なことはあらゆる場面で起こりがちで、情報の正しさは感情に負けてしまいます。元々人間はそんなに論理的な生き物ではないですから。

ここで大事なことは、自分を過信しないこと。「俺はちゃんと選別して情報を得ているから、大丈夫だよ」、こういう方ほど危ないのです。相手はプロかも知れませんので、こういうタイプはまさにカモにされるかも知れません。ここで一緒に防衛法を考えてみましょう。

  1. 情報(特にネット情報)は、まず誰が発信しているのかを確かめる。
  2. 類似の情報が集まってくるという検索の仕組みを知りましょう。同じような情報に翻弄されて、信じ込まされます。
  3. 迷ったら、一旦そこから離れて違う媒体(書籍など)で調べてみましょう。
  4. すぐに決めてしまわずに、少し冷却期間を設けるのも効果的。
  5. 自分の性格タイプを知り、信じやすい性格の方は注意しましょう。
  6. 信頼できる人に相談する事。

いかがでしょうか?少し気をつければ、すぐに出来ることばかりですので是非覚えておいて欲しいと思います。

現代は情報の大洪水時代で、もはやキャパを超えています。四六時中スマホを手にしている人が多いですが、1日のうち何時間かは離れてみるべきです。情報に翻弄されずに、心穏やかに生きることを選んで頂きたいと思います。

 

今年1年有難うございました。つたない文章で読みにくかったのではと心配していますが、最後までお付き合い頂き嬉しく思います。来年もあなたが笑顔で暮らせるよう、心からお祈り申し上げます。良いお年をお迎えください。

それでは、また来年お会いしましょう。


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□ 編集後記

心の平穏が得にくい、ストレスの多い世の中になってきましたが、大事なのはあなたの考え方です。辛いことがあってもお天気と同じ、一つの事実と受け止めて生きていきましょう。嫌な事や辛い事と同じだけ、良いことも起こります。心穏やかに、お天道様を真っ直ぐ見て生きていく。それが一番です!

 

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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

 

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