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『 心のビタブロ~他人との比較なんて、もうやめよう!』

[2021.07.28]

三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、ちょっと疲れた心に栄養を与える「心のビタミンブログ」です。人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。

「心のビタミンブログ 第27回」を始めます。

こんにちは、ライターのシンです。それにしても暑いですね~。オリンピックの各国の選手も蒸し暑さにまいっているようで、テニスの選手などは、今までで最悪の環境とまで発言してました。ごめんなさい、これが日本の夏なんですよと謝りつつ、皆様も体調を崩しやすい時期ですので、暑さ対策をしながら、睡眠や栄養をバッチリとって楽しく過ごしましょう。

本日のテーマは、

「 他人と比較しない生き方」

いつも思うのですが、当ブログのテーマは毎回非常に書きづらいんです(笑)。こんなテーマを選ばなければいいんですが、あえて選んでしまうんですね。読む方も大変だと思いますが、書く方も大変です。当クリニックの発信しているブログは3つ(他には健康ブログ、自己啓発ブログ)ありますが、一番仕上りが遅いと評判です(笑)。
普遍的なテーマなんですが、それだけに難しいんですよ。今日も難しいテーマですが、頑張って参ります。

横並び主義

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」。まさに日本の社会の核心をついた、素晴らしいフレーズです。外国に住んだことがないので詳しくはわかりませんが、外国人は個を大切にする文化ですし、自由を戦って勝ち取った歴史をもっています。もちろん外国にも横並び意識はあるでしょうが、日本ほどではないと思います。

なぜ日本人は横並び意識が強いのでしょうか? よく言われているのは、島国で農耕民族であること。一か所に定住する農耕民族は、基本村社会。村の中で穏便に暮らしていくには、皆と同じにすること、突出しないことが最大のテーマなのかも知れません。このDNAが脈々と受け継がれていますね。

また子どもの頃からの教育にも現れています。アメリカの戦後政策の影響がかなり強いですが、敗戦国の日本の教育方針を決められてしまいました。天皇を敬わず、親に対しても尊敬する心を薄くし(戦前はかなり違っていたようです)、独創性を廃して画一的な国民を生産しました。当時の状況(戦争からの復興、大量生産時代)から考えると、まさにピッタリな方針だったのでしょうが、それがずっと尾を引くことになります。純粋な子どもの教育がこうですので、ある意味では仕方ない状況です。

また家庭でも同様で、良い学校に入って、良い会社に就職し人生を全うする。画一的な教育を受けた親が子育てをするわけですから、推して知るべしですね。かくして日本ではなるべく突出しない、人と違うことをしない人間が大量に生産されました。

「でも日本人は、空気を読むことに長けていますよ!」という反論もあると思いますが、それは出る釘にならないような、目だ立たないようにする配慮で、決して良いことではないような気がします。誰々が何かを買ったら自分も負けじと買い、お隣が習い事を始めたら自分の子供にも習わせるという横との競争社会になっています。

他人と比べる自分、他人と違う自分を認める

小さい頃から他人と比べる社会で教えを受けてきたのですから、実際なかなか脱却することは難しい。最近は個性豊かな(風の?)著名人などがマスコミなどで個性をアピールしていますが、実際はどうなんでしょう?心の中では、そういう自分に嫌気がさしている実態があるのかも知れないですよ。

本来は自分はこの世界で唯一の存在、他人の真似をしたり比較する必要など全くないと思います。性格も育った環境も違うのに、同じことをする必要なんてないですよね。でもそうせざる得ないし、そうしてしまう自分もいる。この葛藤から無理に抜け出そうとしたり、個性的になろうという動きもありますが、それはクサいものにふたをして知らないふりをするのと同じ。本当の自分はそうじゃないということを知っているので、どこかで無理が生じます。

そうではなくて、まずは自分はそういう風に育ってきた人間で、どうしても他人を比較してしまうんだということを知ること、認めることです。
クサいものにふたをするのではなく、クサいものを開放し、自覚するのです。

その上で自分らしく生きたいと思うなら(絶対そうして欲しいですが)、少しづつ自分を出していけば良いのでは?
他人に迷惑をかけたり、社会ルールを破ってはいけないけど、そうでないなら好きに生きればいいのではないでしょうか? 他人とは違うんだから。

私もこう見えて意外と周りに気を遣う人間なんですが、あまり度が過ぎると辛くなってきます。自分を抑えることはしんどいもの。いつからか、周りへの配慮は忘れずに自分を出せないかという事を考えだして、今は何とかうまく折り合いをつけてやっています。周りはそうは思ってないかも知れませんが、そのつもりです(笑)。

他人と比べて落ち込んだり、自信を持ったりすることは人間なら避けられないかも知れないけど、疲れちゃいますよ。

他人は他人、自分は自分。恰好つけたりせずに、失敗したり間違ったら素直に謝っちゃいましょう。そして自分のしたいこと、好きなことをやる。これが幸せに生きるコツのような気がしますそういう生き方をすれば、他人の生き方も尊重できるようになるものです。自分も他人もそういうものであり。お互い尊重できるようになればもう少し生きやすくなると思います。


それでは、また来週お会いしましょう。


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□ 編集後記

いや~難しいテーマでした。考えていることを伝えることは、本当にむつかしいと痛感しますが、少しでも伝われば幸いです。

最近思うのですが、人生の法則は逆説的に出来ているのでは、ということです。
何かを早く成し遂げたい時は効率の良い近道を探しますが、実は遠回りに思えたことが意外と最短コースだったりします。また手に入れたいと切望した時は手に入らず、その想いを超越した時にすんなり手に入ったり。不思議ですが、そんな不思議さが面白い。

まだまだ知らないことが、本当に多い。どこまで知ることが出来るか、試してみょうと思います。

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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

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