『 心のビタブロ~家族という名の鎖に縛られない!』
三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、ちょっと疲れた心に栄養を与える「心のビタミンブログ」です。人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。
本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。
「心のビタミンブログ 第61回」を始めます。
こんにちは、ライターのシンです。当ブログは三重県四日市市の本院ホームページに毎週水曜日に掲載しております。今回初めて。名古屋伏見クリニックのホームページ上にもアップします。あくまでテストケースですが、伏見エリアの方、是非ご覧頂きたいと思います。
本日のテーマは、
「こじれた家族関係、見直してみる?」
家族は社会の基本的な構成単位で、子が巣立つまでは共に生活をする場合が多いかと思います。生活を支えてもらったり、いろいろな事を教えてもらったり、助け合ったり、苦楽を共にする共同体ですね。
私の勝手なイメージかも知れませんが、外国人はとりわけ家族を大事にする印象が強いです。クリスマスなども家族と過ごす習慣が強いと聞きますが、日本では友人や恋人の方が多いでのは?そんな日本の海外の影響か、気質の変化かわかりませんが、最近は日本でも家族という言葉を良く聞くようになった気がします。
毒親
しかしコロナ禍以降社会は大きく変わり、人々の意識も変わりました。日本のような保守的な社会でも、コロナの影響で劇的に変わったと思います。仕事もテレワークが増えて、会議や通勤って一体何だったんだと感じた人も多かったのではないでしょうか?また倒産や人員整理が進み、仕事を失った方も多いでしょう。
そんな中、家族の在り方も変わった部分もあると思います。家族は基本的な単位ですが、本当に様々です。非常に仲が良くて、いつも一緒に行動する家族もいれば、何年も顔を合わさない家族、顔を合わせれば喧嘩が絶えない家族など。それもそれぞれの家族の在り方ですので自由ですが、長くいる事が増えたり、社会情勢が悪くなると家族といえどトラブルも増えるのではと思います。
問題になるのは、最近よく聞く”毒親”。
心理学では「Negative Parenting=ネガティブ・ペアレンティング」という言葉があり、子どもに悪影響を与える子育てのことを指し、虐待、ネグレクト、過保護、カーリングペアレント、モンスターペアレント、ヘリコプターペアレントなどが含まれます。どれも親子のバランスが崩れているために、子どもの現在と未来に悪影響を及ぼす傾向が高いとされます。
「毒親」というものに明確な定義はありませんが、一般的には、子どもを支配したり、傷つけたりして、子どもにとって「毒」になる親のこと。スーザン・フォワードの著書『毒になる親 一生苦しむ子ども』(講談社刊、玉置悟訳)が話題となり、この本をきっかけに生まれた俗語だとされています。
毒親の特徴は、主に過干渉、過度な管理、支配、価値観の押し付けなど。子どもにとってストレスとなるような言動から、ひどい虐待行為まで「毒」であると指摘される親の行動の範囲はさまざまです。
他にも兄弟間や親類間で毒化するケースもあるようです。関係が深くて強いだけに非常に問題になりますね。
毒親に対する対応
「家族は互いに助け合うものだ!」と決めつけて、子どもなどに強いる親御さん。小さい頃はもちろん、成人しても強制してきます。もちろん家族だから助け合うという事は良いのですが、強制や支配となるとちょっと話は変わってきますね。
さらに助け合いが講じて、金銭面で補助させたり、家政婦のように子どもを使う親もいます。毒親と呼べばいいのかわかりませんが、子どもを所有物と見る行為は許せないですね。
こういう関係から抜け出せない子どもたちも大勢いるようです。大切な子どもたちの現在と未来の可能性を奪う行為です。親だからという名分は全く通用しません。
程度の差はあるものの、このような家族に困っている方もいるのではないでしょうか?
ここで気になるのは、そういう毒親にどう対応していくかですね。解決するのは簡単ではないと思いますが、まずは話し合うことでしょう。
コミュニケーションが足りていないケースもあると思いますので、まずは話合う機会を作ってはいかがでしょう?
もし当人同士では上手くいかない場合は、信頼できる第3者に入ってもらうといいですね。
ここでは自分の要求をしっかり伝えたいですね。怖い相手だとどうしても委縮して思ったように話が出来ません。怒鳴られたり暴力に発展する場合もありますので、誰かにいてもらうことも考えましょう。
話合いが上手くいかない時には、ちょっと時間をあけるか、最終的には一旦離れることもあると思います。いつも顔を合わせているよりも、離れてみると関係が良くなる場合もありますから。書いたようにはいかない事の方が多いと思いますが、冷静に自信の気持ちに正直に生きて欲しいとも思います。
まとめ
もしご家族の事で悩んでみえる方がいらっしゃれば、今日の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
文中でも申し上げましたが、つながりの強い家族関係はひとつ間違うと大きな問題やトラブルになります。どうしようもない家族関係なら、思い切ってそこから逃げ出す事も考えてもいいのではないでしょうか?
場合によっては血のつながった家族よりも、仲の良い他人の方と付き合う方が上手くいくケースも多いです。家族は大切ですが、全てではない。そのくらいに考えていったら楽になれる気がします。
そういう家族もある事を知れば、今の良好な家族関係に感謝出来ます。またこれから家族を創ろうという方も、互いを尊重した良好な家族を創って欲しい。明るい未来を信じましょう。
それでは、また来週お会いしましょう。
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□ 編集後記
毒親、親ガチャとかいろいろ言われてますが、親子関係、家族関係は上手くいってほしいものです。私の親は長期入院中ですが、今更ながら親孝行をもっとしておけばと後悔しています。身近にいると思わないものなのかあな・・・。皆さんも大切にして下さいね。
冒頭にも申し上げましたが、今回は伏見クリニックのホームページにもアップしました。コロナ禍以降ストレスが増えたので、少しでもと減らせればと書き続けているビタミンブログ。これからも宜しければお読み下さい。
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