『 心のビタブロ~お金があれば、幸せですか?』
三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、ちょっと疲れた心に栄養を与える「心のビタミンブログ」です。
人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。
本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。
ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。
「心のビタミンブログ 第 14回 お金と幸せの関係とは?」
こんにちは、ビタミンライターのシンです。週末はいかがお過ごしでしたでしょうか?私は最近良い本にたくさん巡り合っていて、精神的に成長出来たような気がします。
もれなく良い部分は皆さんにシェアしていきますね。本日は「99.9%は幸せの素人!」(星 渡さん著)の内容の一部を引用しながら、お話を進めて参ります。
お金に対する考え
誰もが幸せな人生を生きたい。幸せな人生を決めると言われている主要な要素のひとつ、それがお金です。大半の方は異論はないでしょう。
誰もがお金がたくさん欲しいと思っている。1日の中でお金のことを考えない日はない。特に資本主義社会においてはお金が全てだ!と言わんばかりの毎日ですから、お金がすべてじゃない!と言われても、そう思いたいけれど思えない社会でもあります。
連日メディアやネットではお金の話ばかり。一番ウケるからですが、芸能人の誰々がいくら稼いだ、ユーチューバーの年収がいくらだと、お金を稼ぐことが人生の目標のように錯覚させます。
私もお金については長い間考えてきました。私の生まれた家はけっしてお金持ちではなく、どちらかというと貧乏の方に近かったと思います。でも親は精一杯頑張って育ててくれましたので、境遇をどうこう言うことはなかったです。でも子供心にお金に対しての強い想い(渇望)があったのも事実です。お金の仕組み、稼ぎ方、稼げる仕事などお金にまつわることには大変興味があり、たくさんのあらゆるお金に関する本を読み、考えてきました。
お金をいっぱい稼ぎたい!という想いとは裏腹に、お金に対する不信感や嫌悪を感じたのも事実です。お金が欲しいのに手元には充分無いという現実からの逃避のせいだったのでしょうね。
お金って一体何だろう?
お金があれば、心から幸せになれるのか?
この答えを若い時から探して、今に至っています。おそらく多くの方も、同様の疑問にぶつかっているのではないでしょうか?
お金と幸福度の関係
お金が幸せと直結するなら、たくさんお金があれば幸せということですね。周りを見てみるとお金持ちの方は多いですが、幸せかどうかは外からではなかなかわかりません。幸せはどうかの判定はなかなか難しいんですが、海外ではいろいろ研究がされています。
ノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学のダニエル・カーネマン名誉教授によりますと、人は収入が増えるほど気持ち的にも幸せになると明言しています。
「そう思ってた。結局お金があった方がいいに決まっている!」
そうですね、お金はあった方がいいんです。”お金は全てではない”という台詞は、所詮はきれいごと。もう結論が出ています、年収800万円までは・・・。
聞き逃さないで下さいね、お金は人を幸せにします。年収800万円までは・・・。
カーネマン教授曰く、年収800万円を境に、それ以上増えても幸福度はほぼ変わらないということを明言しているのです。私のような凡人には正直驚きでもあり、正直ホッとする気持ちもあります(笑)。さらに驚くことに年収が2倍になっても、私たちの幸福度はたった9%しか上昇しないそうです。
(これはあくまで平均的な話ですので、幸福度が上がる人もいることはお断りしておきます。)
特に何かを犠牲にして得た2倍の年収は、決して人を幸せにはしないと言われています。
幸せなお金との付き合い方
だんだんとわからなくなってきましたね・・・。お金の量ではないのなら、一体どうしたら幸せになれるのでしょう? 家族を大切にすることとか、愛する人がいることとか考えますね。
でもお金がないから家族やパートナーと喧嘩して、仲が悪くなることも世間にはたくさんあります。改めてお金と幸せ都の関係を考えてみましょう。
まずは、必要最小限以上のお金はいりますね。お金はなくてもという話がしたいのですが、浮かびません(笑)。生活、子どもの教育などを考えれば、現実問題としてある程度の収入は必要ですね。これは現段階ではどうしようもないので、ある程度の線まで頑張る必要はありそうです。
二番目が大事ですが、お金の量ではなく質(使い方)を変えることを著者は提唱されています。お金の使い方を変えると幸せ度数がアップします。
星さんの言われる「幸せとお金の関係」は、量だけを求めるのでは幸せになれない、お金の使い方を幸せを感じることに使いましょうということです。
それは、物ではなく経験です。人とつながったりすること、自分を高めること、繰り返し語れる思い出、滅多に出来ない経験にお金を使うという意味です。
もう一つは、自分の為だはなく、人の為にお金を使うことです。例えば寄付をすることで幸せを感じることが、研究で明らかにされています。2006年~2008年にかけて世界136か国20万人以上で行われた世論調査では、所得が2倍になった時に匹敵するくらい幸福度が上がるそうです。
あなたも経験がありませんか? 街頭募金にちょっと奮発してお札を入れた時、毎月定期で恵まれないアジアの国の子供にお金を寄付した時に気持ちが変わったことを。他人にお金を寄付すると何か自分が誇らしい気持ちになれます。
私は普通のサラリーマンですが、毎月寄付をしています。大した額ではないのですが、人の役にたってるかもしれないという満足感は非常に高いです。この点では幸福度はかなり高くなりますので、人の為にお金を使うことは幸せになる方法だと思います。
お金の問題は限られた紙面では語り尽くせませんが、お金だけを求めても幸せになれるとは限らず、ほどほどにして使い方を考えていく事も良い方法ですね。個人の価値観や環境によってひと言では語れませんが、死ぬまでお金とは付き合っていかなくてはなりません。こういう考えもあることを知っておくだけでも、向き合い方は変わるでしょう。
どうせ逃れられないのなら、自分に合ったお金との関係を考えてみませんか?
それでは、また来週お会いしましょう。
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□ 編集後記
星さんの本は大変わかりやすくて、読みやすく面白いシリーズが多いでのでお勧めです。
お金に関する欲望、悩みはなくなる世の中が来るとも言われていますが、どう思われますか?
現在の最有力候補はベーシックインカム(生活に必要最低限のお金を国が支給するシステム)ですが、それでもなくなることはないのかなあ・・・。
悩ましい問題ですが、過度に縛られずに、なるべく楽しく明るく清らかに生きていきたいものですね。
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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」
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