『 心のビタブロ~怒りの感情を1/5にする方法、教えます!』
三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、心のビタミンブログです。
文明は発達し、生活はずいぶん便利になりました。家事ひとつとっても昔とは大違いです。もう欲しいモノがないほどの時代なのに、何故か満たされない。孤独を感じる。
本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。
ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。
「心のビタミンブログ 第 10回」を始めます。
こんにちは、ライターのシンです。良い季節になってきましたね。春の空気を存分に吸い込む、満喫して下さいね。悩みも少しは晴れるのではないでしょうか。
本日のテーマは、
「心の中に起こる”怒り”と、どうつき合っていくか?」
ビジネス書はたくさん発売されていますが、感情をコントロールする本、「怒り」をテーマとした本(アンガーマネジメントと呼ばれています)はロングセラーです。
書籍は世相などを反映するものですが、感情とどう付きっていくかは人類普遍のテーマのひとつでもあります。
普段そんなに怒ることはないよと思うものですが、「怒り」とまでいかなくても小さな「怒り」「苛立ち」「不愉快さ」などは起こっているのではないでしょうか?
ご主人との会話、家計のこと、子供、車の運転、職場で。心の中にあるニトログリセリンみたいな怒りという感情について、一緒に考えていきましょう。
人はなぜ怒るのか?
いきなり問いかけですが、あなたの考えは何故だと思われますか?
原始の時代に生き延びるために必要不可欠な感情であったと言われていますが、現代では生存を脅かすような危機はそれほどないと思います。いろいろな意見がありますが、突き詰めれば「自分の思うようにならないから」だと私は考えます。日常で”怒る”シーンを想像してみましょう。
- ご主人や奥様と話し合っているうちにお互い主張する部分が異なり、その違いや相手の意見を受け入れられない時
- 家庭でお金に関する価値観が違い、相手の間違い?を正そうとするも受け入れない時
- 子供の成績に注意をしたら、口答えされた時
- 車の運転中に強引に割り込まれた時
どれも思い当たらないという方はあまり見えないような気がします。私は満点獲得です(笑)。
いきなり暴力を振るわれた時の怒りとは違い、相手の反応が自分の思い描いたことと違うことから起こる怒りだと思います。自分の方が正しいという想い。残念ながら人間に共通する自己中心的な考えです。そして人を動かす強力なエネルギーを持っていますが、反面人を傷つけたり原因にもなる「怒りという感情」をどう扱っていくのかは、今後の人生でも大変重要だと考えます。
怒りの感情と上手く付き合う方法
人間が怒る理由を見てきましたが、それではどうすればコントロールできるのでしょう?
「別になるようになれば、いいんじゃないの?」という考えもあると思いますが、人間に与えられた感情(喜怒哀楽)の中で、怒りが最もエネルギーが強いと申し上げました。
良い方向に使えれば素晴らしいパワーになりますが、怒りに振り回されてしまうと大変なことに発展する危険性を持っています。そして誰もが持っていて、絶対に切り離せない感情。
この際きちんと向き合ってみるのも良いのではないでしょうか?
現代社会はストレスフルで、イライラすることが多いので上手くコントロールする方法を少しご紹介します。
- カッとなったら、まずは「自分は今怒っているんだ!」ということを自覚する。これによって客観的に自分を見ることが出来ます。ここで結構な確率で我に返れるはずです。
- 怒っている時の自分の身体に注意を向けましょう。大抵は身体、特に上半身に力が入っています。頭に血が上り、肩がいかっている状態のはずです。それを自覚して、大きく深呼吸して力を抜きます。身体と心はつながっていますので、脱力と同時に怒りも沈静化していくでしょう。
- 怒っている時は自分の至らなさよりも相手の落ち度(事実かどうかは別として)を責めています。この視点を少し変える、つまり自分も悪かったかな・・・と自省する視点です。争いは一方的に相手が悪いということはまずなく、お互い様だと思いますので、こう考えると怒りの炎は静まっていきます。
いかがでしょうか?単純な方法ですが、私や周囲の方の経験でも効果大です。怒りの沸点が低い方、騙されたと思って一度お試しください。
ここで注意すべきは、”怒り”も自然に備わっている大切な感情のひとつだと思うことです。怒りに身を任せるのは良くないですが、無理やり抑え込むことも良くないのです。人間はまだまだ不完全な生き物、自分だけを責めずに受け入れることも大切です。相手を思いやり、愛して、自分も愛する。こうありたいものですね。
それでは、また来週お会いしましょう。
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□ 編集後記
春の陽は、本当に心地よいですね。当たり前かも知れませんが、この当たり前に感謝しゆっくり味わって欲しいと思います。
そう言えば子供の頃、土手で”つくし”を取っていました。家に持って帰って夕飯のおかずです。もちろん、玉子とじ。ほろ苦くて、でもすっごく美味しかった事は、ずっと覚えているんだなあ~。
今はすっかりおっさんですが、また取りに行きたいと思います。
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