メニュー

『 心のビタブロ~価値観の押し付けに負けない方法 』

[2021.03.17]

三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、心のビタミンブログです。
人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。

文明は発達し、生活はずいぶん便利になりました。家事ひとつとっても昔とは大違いです。
もう欲しいモノがないほどの時代なのに、何故か満たされない。孤独を感じる。

本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。
ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。


「心のビタミンブログ 第 9回」を始めます。

こんにちは、ライターのシンです。昨日ネットで「壇蜜さんの別居結婚」に関する記事を読みました。壇蜜さんはご主人の仕事に配慮して”別居結婚”という形をとっているそうで、それに関していろいろ良くない事を言われているそうです。当人同士の自由だと思うのですが、それを許さない他人の価値観という敵がいるのです。

本日のテーマは、

「 他人の価値観の呪縛に負けない、しなやかな生き方 」

 

人は皆それぞれ独自の価値観というものを持って生きています。仕事や人間関係、金銭面、恋愛等々あらゆる分野で判断基準や考え方のベースになるものといえます。
信念や生き様とも呼ばれますね。それ自体は素晴らしいことだと思いますが、時としてその価値観は他人に向けられて、刃と化します。何で出来ているのかはっきりしない「世間の価値観」に傷つけられることもあります。本来自由なはずの各個人の生き方が、訳のわからない価値観に縛りつけれらています。

 

至るところにある価値観の押し付け

例をあげて見ていきましょう。

最近すっかり市民権を得た感のある「おひとり様」。あなたは「ひとり」と聞くと何を連想しますか? 孤独、寂しい、友だちいないの?等々、ネガティブなイメージが多くなるのではないでしょうか? 家族が居ても、恋人や友だちが居てもひとりの時もありますし、ひとりの方がいい時ももちろんありますよね。
最近は世帯状況などの影響で”おひとり様”も市民権を得つつあるものの、何故か寂しいイメージになります。今までの環境で培われた固定概念が、そうさせるのでしょう。

他にもシングルマザー、シングルファーザーにも未だ偏見があります。「お父さん(お母さん)がいなくて寂しいね」と子供に言う輩。そりゃ正直寂しい時もあるかも知れませんが、両親がいないとダメなんでしょうか? 片親でも両親がいるか家庭以上に、立派に育てあげている方はたくさんいらっしゃいます。

このように何も迷惑をかけていない人が「自分や世間の価値観と違う」ことに対して、自分の価値観に合っていないからと誹謗中傷するケースをよく耳にします。
心の中で思うのは自由ですが、当事者に直接言うという行為は、一種の暴力だと思うのは私だけでしょうか?

 

根底にある考え方

「家族は何をするのも一緒で、隠し事をせずに何でも言い合うべき」

「女性は早く結婚して、子どもを作って家庭を守るのが一番幸せ」

「男性は良い学校を出て、良い会社に入って一生勤めあげるべき」

こういう”べき”的な考え方は誰もが心の中に持っていると思います。これ自体は悪いことでも何でもないと思いますが、人に強要したり、この価値観で以って人を判断し始めると厄介。
時には何気ない言葉が、ひどく人の心を傷つけることがあるのです。

法を犯さず他人に迷惑をかけなければ、どう生きてようと自由です。それなのに、家族や他人が自分の価値観を基準にあ~だこ~だと言い始めるんですね。

何故このような行為をするのでしょうか? それは自分の考えの正しさを証明する為です。「そうでしょ、だからそう言ってあげたのに」とか「私の言う通りでしょう」など、自分の考えや行動が間違っていないことを証明するためです。その人のことを考えているというよりも、自分の為のような気がします。
もしくは自分を変えたくても変えられなくて、他人が違う行いをして上手くいくのが許せない。全部が全部こんな考えだけではないと思いますが、許せない気持ちはあると思います。何か人の悪い部分を強調したようで書き味が悪くなってきますが、私自身もないとは言い切れないのです。

 

どう対応していくか

こういうケースは日常の至るところにありますので避けがたい事柄ですが、注意と心の準備は必要です。
本当は押し付けをなくしてほしいところですが、誰もが持っているものですのでなくすのは難しい。じゃ考え方を変えてもらおうと思っても、他人の考えを変えるのは容易ではありませんし、それこそ価値観の押し付けになります。

では、どうすれば良いでしょうか。まずはその方の忠告に感謝しましょう。前項で本心ではないと書きましたが、本人すら気が付いていない深い部分の場合もあります。(悪意のある場合もありますが)ですのであなたの為に話してくれたことに、素直に感謝しましょう。

その上で忠告に理があると思えば、有難く受け入れることも大切です。価値観の押し付けという話の流れでいくと全部ダメみたいな感じになりますが、そうではありませんね。フラットな感謝の気持ちで良い部分は受け入れれば良いと思います。

でも受け入れがたい部分は、こっそり捨てちゃましょう(笑)。無理に受け入れてしまうと重荷になってしまいますので、無理せずダメだ~と思ったら忘れましょう。

ここで気をつけたいのは、自分が人に対して同じような押し付け、はめ込みを行っているかも知れないということです。おそらくですが、すでに何らかの形で行っているかも知れませんよ。
私自身も自信がありません。知らずに傷つけていることもあるかも。だからこそ、その気持ちを忘れずに生きていくことが大事ですね。

生きていく上で苦労は多いわけですが、やはり一番は「人間関係」。職場、家庭、友人関係などにおいて誹謗中傷は後を絶ちませんが、負けないで欲しい。
その時は本当につらくて、どうしようもない状況だと思います。でも後から考えたら理解出来る事や笑える事もたくさんあります。
強風下でも折れない木々のように、どっしり根を張って上半身は力を抜いて生きていきましょう。


それでは、また来週お会いしましょう。


====================================================================

□ 編集後記


私はずっと営業畑で、対人関係ではたくさんのことを学んできました。そんな私も折れそうな時はしょっちゅあります。

そんな時は昔買った自己啓発本を読み返したりして、最悪の状況から立ち直った人の本を読んで自分をアゲます。
根が素直なので、結構簡単にアガります(笑)。人生は下がったり、上がったりの繰り返しですね。

 

--------------------------------------------------------------------

「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

足立耳鼻咽喉科 四日市本院:四日市市羽津山町7-8
 


足立耳鼻咽喉科 伏見分院:名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F


===================================================================

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME