新しいCPAP治療器のお知らせ
CPAP療法の限界
このホームページをご覧になりながら、「CPAP療法を将来やっていかないといけないかなあ・・・」と心配されている方も多いと思います(CPAP療法とは、持続陽圧呼吸療法のことです)。
実際に睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方は500万人おりますが、治療している人数は50万人しかいないのです。これが普及していない原因にはいろいろありますが、その中のひとつに「器具の問題」があると言われています。
名古屋でいえば、総患者数232万人もおりますが、治療しているのは約9万人しかいません。
そして怖いのはSASは放置しておくと、重症の方は9年後に3分の1が亡くなってしまうということです。
なぜこんなに患者はいるのに、治療数が少ないのか?その原因が”機械の大きさ、やかましさ”にあるとしたら、どうしますか?
もっと小さな機械だったら・・・
もっと静かな機械だったら・・・
つまりCPAP療法は今のところ疾患が見つかっても、あまり歓迎されない大きなCPAP療法器を一晩中つけて眠るしか方法はありません。
CPAP療法のデメリットを上げてみましょう。
- 大きく音のうるさい機械を身に着けなくてはならない
- 自分が我慢できたとしても、家族は我慢出来ず、ベッドを別にしなければならない
- 顔に固定する器具もずれないようにするため、かなり圧迫感がある
- 海外製が多く、細かい気配りがない
こういう短所が多くあり、検査値が異常であっても今ひとつ治療まで進まない方も多かったのが実情でした。
日本の器具メーカー「村田製作所」から朗報が!
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そんな中、日本の村田製作所様から新型が出ることになりました。それが、「ムラタ CPAP MX」という機種です。これは今までのデメリットがかなり解消されている機種になります。
早速メリットを並べてみましょう。
小さい!
大きさはかなり小さくなり、まだ厚さはあるものの、本体から取り外す大きさがスマホ並みの大きさになりました! あとでも申しますが、出張であってもこれだけ持っていって頂ければOKで、大変便利になりました。
静穏機能(サイレンサー)付き
結構この手のCPAP機器はうるさいのですが、村田製作所のものはサイレンサーがついて音を小さくしています。独自の吸気サイレンサを分離可能なベースユニットに内蔵し、音が伝わりやすい吸気口からの音を抑制。メイン+ベースユニットの一体型で使用すれば、より高い静穏性を発揮します。
結露防止機能
従来の機器は本体で温めているが、管が長いために途中で液化(結露)してしまいます。ここを空気が通ると嫌な音が出てしまいます。しかし本器はコードの根本でも温めているので、嫌な音も出にくくなっています。
送気も自動調節
オートCPAPの設定で、無呼吸や低呼吸、または正常といった患者さんの呼吸状態を検知し、供給圧力を自動でコントロールしながら空気を適切に送り出します。
最適な送気を行うことで、より適切な睡眠や呼吸の妨げを抑えます。
加温加湿機能を持っています
小型サイズながら水タンク内の空気の流れを最適化し、効率良く加湿します。また水タンクの容量は1日の使用分に最適なサイズで、タンク内に余分な水分が残りづらい仕様になっています。
まとめ
このように「ムラタ CPAP MX」は今までのお悩みの部分に目を向けており、従来機よりも確実に使いやすくなっています。一度重症化した未来を見て、そうならない為に今からしっかり治療をして眠って頂きたいと願います。
これは足立耳鼻咽喉科のYoutubeで、似たような動画がありましたので見て頂ければ幸いです。
今日、明日というわけではありませんが、やはり悪い病気をそのまま(ほっておけば悪化)にしておけば悪化の一途をたどります。CPAP療法を始め。同時に運動や正しい食事療法にして、健康な毎日を送って欲しいと思います。