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レーザー治療 体験談

レーザー治療治療「私の体験」

別のページで「レーザー治療について」記載させて頂きましたが、実際手術を受けた方の体験記を知りたいとの要望は多かったので、掲載させて頂きます。
(レーザー治療は個人差が大きく、症状も患者さん個々で違います。掲載された内容を保証するものではありません)

炭酸ガスレーザー治療器を用いたレーザー治療とは?

毎年春先の、ツラ~い花粉症シーズン・・・

アレルギーを抑える薬は飲んではいるけど、根本的に治る訳ではないらしい。
何か、楽になる治療法ってないの??
アレルギー反応とは、抗原抗体反応と呼ばれています。簡単に申し上げると、抗原(例:スギ花粉)が体に侵入、体の免疫システムが防御体制に入り、花粉から守ろうと抗体を作ります。
再び花粉が侵入してくると、抗体が細胞に結合して化学物質(例:ヒスタミン)を放出し、くしゃみで体外に吹き飛ばす、鼻水で洗い流し、鼻を詰まらせて中に入れないようにする。
このような素晴らしい免疫防御反応を持っているのですが、ただ症状はツラい・・・

 


はい、そういうお悩み解決の方法をご紹介致します。
それが「レーザー治療」で、反応の起こっている場所(鼻粘膜)をレーザーで焼却します。
レーザー治療をすれば、あのツラ~い花粉症の症状を、ある一定期間抑えることが出来ます。その間は、快適な生活が送れるようになるということですね。
但しレーザー治療はアレルギー反応の場を抑える対処療法の1つであり、有効期間は1~2年というのが現状です。舌下免疫療法のように、アレルギー体質を改善する治療ではないことはご理解ください。当院ではCO2レーザーを使用します。

レーザー治療に向いている方

  1. 薬を服用してもあまり効果がなく、症状がキツい方
  2. 3大症状の中で、特に「鼻詰まり」の症状がキツい方
  3. 薬で眠気や倦怠感などの副作用がキツい方
  4. 仕事や学業が忙しく、なかなか受診出来ない方
  5. 合併症で薬物療法に制限がある。近い将来に妊活を考えていて、花粉症シーズンに薬を控えたい女性の方
  6.  通年で薬の服用が必要でこれを減らしたい方

 

逆に、レーザー治療を受けて頂けない方

  1. 安全な手術のひとつとはいえ、じっとする事が出来ない年齢のお子様(9歳以下が目安)
  2. 妊娠している方(妊娠前・授乳中は大丈夫です)
  3. 麻酔アレルギーのある方
  4. 血液疾患のある方、抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用中の方

 

実際にレーザー手術を受けた方の声

①花粉症のお薬で頭がボーっとしてしまうAさん 


『手術前は、毎年スギ花粉症の薬を飲んでいましたが、眠気の少ない薬でもどうしてもボーっとしてしまって、集中力が落ちてるなと感じていました。飲まないで過ごせるほどの軽症ではないし、どうしたものかと考えていました。
病院でレーザー治療のポスターを見て、眠気の副作用がないようでしたし少しでもお薬を減らせればなと思い、受けてみることにしました』


実際の手術はどうでした?

『痛みがあるのかなと思いましたが、麻酔をしっかりしたので術中の痛みはなく、術後もお鼻のお掃除の時が少し痛い位でした
手術中はレーザーで粘膜が焦げるニオイがするのですが、痛みはなく、不思議な感じでした。術後のお鼻の掃除も私は3回位の通院で終わりになりました』


花粉症のシーズンはどうでした?

『特に鼻づまりは楽になりました。さすがにスギ花粉がたくさん飛んでいる時は薬を使いましたが、ずいぶん薬を減らす事ができました。おかげで薬のせいで、頭がボーっとしている時間が減ったと思います。それ以来私は毎年夏~秋位にレーザー手術を定期的に受けるようになりました。
私の様に花粉症でも軽症の人は、スギ花粉が少ないシーズンは薬を飲まなくても、レーザー手術をしていれば過ごせるシーズンもあり、有難いです』

 

②小学生なのですが、アレルギー性鼻炎が重症のBくん


『一番強い薬を2種類使って、点鼻薬を併用しても、鼻水・鼻づまりの症状が完全には消えず、頓服の薬も頻用する状態でした。夜も鼻づまりで起きる事も多く、勉強も集中できない時もありました。何とか少しでも楽にならないかと思い、レーザー手術を受けてみました』


レーザー手術の後、鼻の症状はどうなりました?

『驚いたのは、鼻が通るというのは、こんなに快適なんだと初めて気づいたことです。
もちろん鼻づまりや鼻水はゼロにはなりませんが、今の鼻通りの良さは、レーザー治療なしでは出来ませんでした。鼻詰まりのせいで頭がボーっとして、集中力がなかったのが、レーザー治療の後は鼻づまりのせいでというのはなくなりました。
受験があったので、鼻づまりの方だけでも何とかならないかと思っていたので、それは助かりました』

それ以降、Bくんとご家族の方は毎年レーザー治療を定期的にされるようになりました。

 

効果持続期間

個人差がありますが、効果は1~2年程度です。これは焼灼した鼻粘膜が再生してくる為。

再手術

上記のように再生した部位を再度レーザーで焼くことは可能です。毎年定期的にされる方も見えます。

費用

3割負担の方で、1万円前後とお考え下さい。(詳細はお電話でお問い合わせください)
保険によっては手術金が給付されるタイプのものもありますので、レーザー治療が給付範囲はどうか確認しておくと良いと思います。

治療の流れ

レーザー治療

1.術前診察

手術が可能な方かどうか、手術内容、費用等をご説明致します。
次に、術前の採血と手術日の予約をして頂きます。手術自体は20分くらいで終わりますが、麻酔も含め、合計1時間程度かかり、予約制です。手術日の予約は、休み明けや土曜日など一部予約できない日がありますので、診察時にご相談ください。基本的に、ある程度の理解が出来て、一人で治療椅子に座って鼻処置が受けられるお子さんなら、小学校低学年でも手術は可能です。ただレーザーは細かい部位も含め、広範囲に下鼻甲介粘膜を照射しますので、手術中に安静を保てないお子さんは危険ですので、お断りしております。一つの目安として、術前の採血検査が出来るかどうかが目安になります(9歳以上くらい)。

2.手術当日

手術前に麻酔をかけます。麻酔液を浸した細いガーゼを鼻に入れて、麻酔します。
なお当院では痛みを極力少なくするため、術前30分程時間をかけて、しっかり麻酔をします。
ですので、術中痛みを訴えられる方はほとんどいませんし、痛みがあれば麻酔を追加しますので、ご安心ください。レーザーから眼球保護用の眼鏡を装着して、レーザー手術を行います。

レーザー治療前

レーザー手術はハンドピースを用いて硬性内視鏡下に行っています。

 レーザー治療中(側方照射型使用中)

できるだけ下鼻甲介(鼻の中の粘膜)の全長にわたって均一にレーザー照射を行います。鼻の奥の方の粘膜は、横向きのレーザーが照射される(側方照射型)のハンドピースを使用するので、のどの奥などを誤って照射することなく、安全に照射することが可能です。両側の鼻を照射した場合の所有時間は通常15~20分程度です。

治療直後

 CO2レーザーはレーザー光の粘膜深達度が50μmと浅いため術後出血はほとんどありません。術後出血がなければ帰宅となります。
 投薬については術後数日間痛みが出る可能性があり、消炎鎮痛剤を処方しますが、あまり使われることはないようです。

 

3.術後

手術後1~2週間は凝固部位の炎症反応で、カサブタが付きます。またそのカサブタと手術の刺激への反応のため、鼻閉が一時的に悪化します。大体術後1週間後くらいに、再診カサブタをお掃除に来ていただきます。その後カサブタがなくなってくるとともに効果が現れてきます。

治療1か月後


レーザー治療1カ月後

効果の持続は個人差がかなりあり、2年程度経過しても効果が持続する場合もあれば、1年前後の人も見えます。照射後、2度と元には戻らないというわけではないというのは、ある意味安全な治療とも言えます。

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