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かぜ

風邪とは?

風邪(かぜ)とは、上気道の急性炎症の総称です。上気道とは、空気の通り道である鼻とのどのことを指します。

原因

原因はウイルスからの感染が最も多く、全体の80%以上をしめます。
飛沫感染や接触感染により、ウイルスが体内に侵入し増殖することで発症します。
かぜを引き起こすウイルスとしては、ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザウイルスなどがあります。残りの約20%は細菌、マイコプラズマなどウイルス以外による感染です。

症状

かぜのウイルスは鼻やのどに炎症を引き起こすため、感染部位に応じた症状が出現します。
鼻の粘膜で炎症が起きると、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状が現れ、のどの粘膜で炎症が起きると、せきやたん、のどの痛みの症状が現れます。上気道全体に炎症を起こすこともあり、鼻水や鼻づまり、咽頭痛、咳、痰などが同時に出現することになります。さらに症状が進むと、発熱や寒気、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状に至ることもあります。
冬場になるとインフルエンザウイルスも風邪の原因になります。この場合には肺炎や髄膜炎など、重症化することがあります。

検査

特別な検査は必要ありません。症状、発症までのエピソード、周囲の流行状況などを参考し、鼻やのどに細菌感染を疑う所見がなければ診断されます。
副鼻腔炎や肺炎、扁桃炎など、他の病気が疑われる場合は、レントゲンや血液検査を行うことがあります。

治療

インフルエンザの治療には抗インフルエンザウイルス薬が用いられますが、他の風邪ウイルスに特効薬はありません。
このため、対症療法といって、症状を緩和させる治療が中心になります。解熱剤やせき止め、あるいは風邪の諸症状に応じた総合感冒薬を使用し、回復を待つことになります。
こうした薬剤を内服しつつ、水分を補給しながら、栄養・睡眠をしっかり取り休息をとることが重要になります

比較的体力がある方の場合、感冒症候群は特別な治療をしなくても数日で治ることがほとんどです。しかし、気管支に慢性の病気を持っていたり、免疫を低下させる薬を飲んでいたりすると症状の悪化を見ることがあります。
時にウイルスの感染と細菌の感染を同時に引き起こすことがありますので、症状の程度には注意が必要です。

予防

ウイルスに対する免疫力を高め、さらに飛沫感染、接触感染を防ぐことが重要です。

  • バランスのとれた食事
  • 手洗い、うがい
  • 十分な睡眠
  • 禁煙

を心がけましょう。

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