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花粉症 時間帯による飛散状況と対策

花粉症 「時間帯による飛散状況と対策」


花粉症は、時間帯によっても原因や症状が違います。各時間帯ごとの花粉症の症状の違いをよく理解して頂き、適切な対策を講じましょう。

朝の症状

寝起きに鼻水やくしゃみなどの鼻炎症状が現れることを、「モーニングアタック」と呼んでいます。このモーニングアタックに苦しむ方は、結構多いようです。

 

モーニングアタックが起きる原因

  • 寝ている間に床の上に落ちた花粉やハウスダストなどを吸い込む為。
  • 起床時や布団をたたむ時に、アレルゲンが空中に舞い上がる為。
  • 自律神経の切り替わり(副交感神経優位→交感神経優位の状態)のタイミングで、一時的にバランスが崩れて、鼻が神経過敏になる

この中で自律神経の乱れが主な原因と言われれいます。

対策

自律神経の乱れを増長させないよう、生活リズムを乱さないことが大切です。お仕事や生活環境によって難しい場合もあると思いますが、なるべく規則正しい生活を心がけましょう。

お薬も起床時まで十分に効果のある薬剤を選択すると良いです。主治医に生活リズムなども加味して、ご相談ください。

 

夜の症状

夜はさすがに花粉は安心でしょう・・・。

実は夜も花粉は多く飛散しているのです。日没前はスギ花粉の飛散の多い時間他であり、昼間と夕方以降の気温差による空気の対流、夕方帰宅ラッシュ時にたくさんの人の動きなどにより、上空の花粉が落ちてきたり、逆に落ちていた花粉が舞い上がったりしています。

アレルギー反応も即時相反応と呼ばれるすぐ起きる反応と、吸い込んでから6~10時間も後になって起きる”遅発相反応”により、夜間に症状を引き起こします。

防止策

このような花粉の飛散状況を考えながら、花粉症対策をしなくてはなりません。
特に帰宅時、就寝前がポイントになります。

  1. まずは自宅に入る前、玄関先で体についた花粉をしっかり払い落します。頭髪、顔(優しくなでる感じくらいしか難しいですが)、衣服などに付着した花粉をなるべく払い落としましょう。
    毎日のことで大変ですが、地道な作業が大切ですのでシーズン中だけでも頑張って続けましょう。

  2. 次に手洗い、洗顔をします。コロナ対策にもなりますので、習慣にすると良いですね。

このように、普段から室内に花粉が侵入しないような工夫をすることが大切です。
布団も、お天気の良い日はお日様に当てて干したいところですが、グッと我慢して干さずに布団乾燥機を上手く使って欲しいと思います。空気清浄機も活用しましょう。


当クリニックの患者さんも、朝方の症状が酷くて・・・と言われる方が結構多いです。
体や衣服についた花粉、窓などから侵入してくる花粉などに対してしっかり対策しましょう。

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