CPAPの効果
睡眠時無呼吸症候群の治療法 CPAP(シーパップ)の効果
結論から申し上げますと、CPAP療法は、
「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(へいそくせいすいみんじむこきゅうしょうこうぐん)に起因する心血管障害による死亡の危険性を有意に減らします!」
睡眠時無呼吸症候群の危険性は、ホームページや解説ページでご理解頂いたと思います。痛みもなく、急いで治療しなくてもいいと本人に思わせる沈黙の病気の一つですが、多くの研究でその危険性が実証されています。例えば1522例の睡眠呼吸障害の方を18年間追跡した調査では、CPAP治療をしている人を除外すると重症40%、中等証15%、軽症10%の方が死亡されたという結果が出ています。
CPAP治療を継続するメリットは、
- 心血管障害による死亡率の改善
- 高血圧の改善
- 認知症進行の抑制
- 糖尿病の発症リスクの軽減
- 昼間の眠気を改善
- 夜間頻尿の改善
- いびきによる不快感の軽減
- 眠気による事故防止
以上のようにCPAPの治療効果はかなり大きく、後の健康に与える影響を考えると是非治療をして頂きたいと思います。