三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、心のビタミンブログです。
人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。

文明は発達し、生活はずいぶん便利になりました。家事ひとつとっても昔とは大違いです。
もう欲しいモノがないほどの時代なのに、何故か満たされない。孤独を感じる。

本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。
ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。

「心のビタミンブログ　第 ６回」を始めます。

こんにちは、ライターのシンです。国はオリンピックを推進していますが、神戸や福島、その他災害の被害にみまわれた各地の復興問題は、未だ解決していません。オリンピックも良いのですが、まだ苦しんでおられる方々を救って欲しいと思います。
こういう復興の話題、コロナの話になると必ず出てくるワード、それは「絆」。素晴らしい言葉ですが、それによって苦しめられている方たちもみえるそうです。

本日のテーマは、

「 本当の絆について、考えてみよう！」

 

絆の必要性

震災、原発事故、コロナなど私たちの周りには様々な災厄が存在しています。この中には人災も含まれてはいますが、被害にあった方にとっては突然の不幸な出来事。
災厄は今まで当たり前だった日常を、あっという間に奪い絶望のどん底に落とします。
それは自分の命であったり、大切な人の命であったり、あるいは職や財産であったり。昨日まであったものが、根こそぎなくなる気持ちを想像すると本当にツラいと思います。
しかしこの狭い日本の中でさえも、しょっちゅう起こっているのが現実なんですね。

そのたびに耳にする言葉、それが絆（きずな）。

絶望に瀕している人々を救うために、絆は欠かせないものです。これには全く異論はありません。ツラく悲しい時に、誰かがそばにいてくれたり、力になってくれればこんなに嬉しいことはありませんよね。でもその一方で、絆に素直に賛同しない人に非難の目を向けたり、いじめられたりする事も実際に起こっています。
絆の本来の意味は、動物などを縛り付けておくものと言われています。そうなっている絆もたくさんあるのですね。

罪のない人を傷つける絆って、本当に必要ですか？

 

日本流「絆」の問題点

メディアやSNSでも問題になりましたが、コロナ禍で他県ナンバーの車に張り紙をしたり、感染者の出た家に投石したり、自粛警察が規範を破っていないかチェックしにまわったり･･･。
こういう事は他の国でもあるとは思いますが、日本は特に同調圧力の高い国と言われ、正義？に従わない少数派を弾圧する傾向が強いようです。昔の村八分的な雰囲気、ありますよね。
正しいことに従うという考えはいいと思いますが、それを全員に当てはめるのは無理があると思うのは私だけでしょうか？
行き過ぎると、自分の価値観の押し付けになってしまいます。

しかし世間では”絆”という耳に心地良い言葉だけが先行し、「こんな非常時に絆を大事にしないのか？」という何か釈然としない意見に従わざる得ない状況も多いと思います。

また絆に追いつめられてイジメにあったりするケースや、絆がない自分はあまりに寂しい、絆を結ぶことも出来ない自分は生きる意味がないと考えてしまい精神を病む方も多いようです。
何か違うと感じませんか？

 

本当の意味で絆を持つことの大切さ

絆についていろいろ考えてきましたが、正直難しい問題です。私も正直に申し上げて自粛警察みたいな気持ちになったこともありましたし、逆な場合もありました。
どっちが正しいのか正解はわかりませんが、少なくとも押し付けになったと気づいたら、ダメだ！と思うようにはしています。

最後に、絆について書かれた記事からの抜粋です。

「人は一人では生きられません。お互い助けたり、助けられたりしてしか生きていけない存在なんです。他人の自由な考えを尊重し、そのうえで弱まったり強まったりする微妙な絆を築いていくしかないと思います」

「人はだれかの支えがあって生きていける。絆は人から言われて結ぶものではない。自分から助けたい、繋がりたいとおもって自然に結ばれていくものだと信じています」

あなたは、どういう絆を作っていきますか？

それでは、また来週お会いしましょう。

 

 

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□　編集後記

災害で自宅を失い、お困りの方々が未だ日本全国にたくさんみえます。ボランティアの方々、NPO法人が一生懸命に支援をしていると聞きます。
自分も微力ですが、何かしたいと思います。

明日は我が身、情けは人の為ならずです。自分事として小さくてもいいから、一歩を踏み出し、絆を築いていけるといいですね。

 

 

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