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『 心のビタブロ~悪魔と仏の狭間にゆれる人間の心を斬る!』

[2021.12.08]

三重県四日市市で開業しております「足立耳鼻咽喉科」スタッフがおくる、ちょっと疲れた心に栄養を与える「心のビタミンブログ」です。人生を前向きに生きる技術、夢を叶える秘訣、楽しく明るく生きる知恵などについて情報発信して参ります。

本来ならもっと生活が楽になり、ゆったり人生を楽しめるはずなのに、なぜかそうではない自分の人生。ストレスフルな現代を生きる上で、私のブログが少しでもお役に立つことが出来れば幸いです。

「心のビタミンブログ 第44回」を始めます。

こんにちは、ライタ-のシンです。街はクリスマス、年末ムードになってきていますが、実感が全く湧かないですね。年々怖いくらい月日の経つのが早くなってきたのが原因でしょうか。本日は何故か悪魔と仏のお話をさせて頂きます。


本日のテーマは、

「おい、悪魔!さあ、仏! 」

いきなりステーキならぬ、いきなり悪魔と仏?でスタートしていますが、別にすごいことをお話しようとはしていませんし出来ません(笑)。「おい、あくま」「さあ、ほとけ」は各々先頭文字を集めた標語のようなものです。出典は不明ですが、サントリーの元社長樋口氏の発案だとか、住友銀行の元頭取の方が部下によく話していた言葉であったとか言われています。またお坊さんの説法、法話などでも時々用いられるそうです。気楽にお聞き下さい。

言葉の意味

まずは「おい、あくま」からいきましょう。

  • お・・・怒るな
  • い・・・威張るな
  • あ・・・焦るな
  • く・・・腐るな
  • ま・・・負けるな

という意味をあらわしています。答えがわかると単純な言葉ばかりだと思いますが、普段やってしまいがちな事ばかりでもあります。

誰しも普段気持ちの落ち着いている時は当てはまらないかも知れませんが、感情的になると怒ったり、焦ったり、時には苦難に負けてしまいます。そういう人間の良くない面を戒めてくれる良い言葉ですね。ノートに書きとめて、自分を戒めると良いと思います。また子どもさんに話す時は「おい、あくま」では少し怖いので、「あおいくま」と順番を変えて使うと宜しいかと。

次は「さあ、ほとけ」を説明致しましょう。

  • さ・・・颯爽(さっそう)
  • あ・・・明るく
  • ほ・・・ほのぼのと
  • と・・・ときめいて
  • け・・・謙虚

なるほど、そういう意味だったんですね。前向きで良い言葉ばかりで、確かにこんな気持ちでいつもいられれば、楽しく生きられそうです。ともすると感情に引っ張られる人間の弱い心を、戒めたり励ましてくれる言葉。覚えておいても良いかも知れません。

悪魔と仏はどこにいる?

さあ、ここからが肝心ですが、その悪魔と仏(神)は一体どこにいるのでしょう? 

「う~ん、どこかな・・・。天界?地獄?目には見えないけど、隣にいたりして」

隣にいるとちょっと怖いですが、いるかも知れません・・・。現実はどこにいるかはわかりませんが、一箇所確実にいそうな場所を知っています。それは・・・自分自身の心の中

「え、自分自身ですか・・・」

そうです。想い出して欲しいのですが、ちょっとした事で他人に腹を立てたり、ひがんだり、人の成功を妬んだりしていませんか?
反面、困ている人や悩んでいる人の為に何か出来ることを一生懸命に考えて行動したり、身も知らぬ人に優しくしたり、自分の身を挺して他人を守ったりします。まさに心の中に善人と悪人、仏と悪魔が同居しているような感じですね。おそらく万物の中で人間だけがこのような2面性を持っているのではないでしょうか。

そしてこれをまとめて言い換えると、物事や他人を自分の思うようにしたいという気持ちだと言えます。私たちの心の中にある感情の中でも、起こりがちな感情で、でも決して上手くいかない感情。人生は自分の中にある、この感情との戦いとも言えます。

他人にも当然人格があり、自分がされたら嫌な気持ちは他人も同じです。このことは頭でわかっていても、感情が理解出来ていないのです。だから衝突したり、人間関係が上手くいかなくなります。本当に感情をコントロールする事は難しいですが「おい、あくま」「さあ、ほとけ」を想い出しながら、健やかに生きていきたいものですね。

 

それでは、また来週お会いしましょう。

 

 


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□ 編集後記

私は特別な信仰は持っていませんが、神社仏閣や教会などに行くのは割と好きです。どんなに忙しい時でも、気持ちが落ち着いて感謝や畏怖の念を持つことが出来るからなんです。
俺が俺がと思いがちですが、小さな存在であることを理解することも大切ですね。

最近、有志の読書会に参加しています。読書会もピンキリで、課題図書を決めてそれについて語るという会もあるようですが、私のはゆる~くどんな本かを紹介し話し合う会。本好きな人が、一生懸命にその本について説明し、感想を伝える。う~ん、いいですね。続けていければと思っています。

 

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「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」

 

足立耳鼻咽喉科 四日市本院:四日市市羽津山町7-8
 

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